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パリ「モンマルトルの丘(2)」

 このページを読む前に、パリ「モンマルトルの丘(1)」のページを見て下さい。

 下の写真に写っている通りは「R.Norvins(ノルヴァン街)」である。「街」と称するにはあまりにもお粗末なこの通りを奥(東)に向かって進むと、サクレクール寺院のドーム状の屋根が見え、やがてテルトル広場に行き着く。
ノルヴァン街
 「モンマルトルの丘での一風景(1)」でも古い路地を掲載したが、この「ノルヴァン街」も古い趣を残した路の一つである。サクレクール寺院をバックにこのような通りや路地を描いたユトリロの絵と変わらない光景が今でも展開している。

 この通りを奥に向かって進み、テルトル広場に出るすぐ手前左側に「Chez ma Cousine(シェ・マ・クジュンヌ)」がある。ここは、観光名所とは言えないかもしれないが、昔ながらのシャンソンを聞かせるところであり、食事もできる。

 食事と言えば高級レストランでフランス料理を味わうのもいいが、写真の正面に写っているような店で味わいたい。名前は「LE CONSULAT」と厳めしく立派であるが、小さな店で、壁、天井などは隙間ないほどの落書きで埋まっており、お世辞にも綺麗とは言えない。

 これらの落書きは、モンマルトルに住んでいた(住んでいる)芸術家(らしき人も含め)達が残したものであるらしい。かなり昔の落書きもあるようで、多くの芸術家がここで食事をとり、芸術論を闘わせてきたことを思わせるのに十分な雰囲気を持っている。こんなことを想像しながら食事をするのも悪くはない。
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Yukiyoshi Morimoto