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| 所在地及びアクセス: 奈良県天理市柳本町 |
![]() JR桜井線「柳本」駅下車。 駅前広場から真直ぐ東側に延びている商店街(いささか寂れているが)を進む。400m程歩くと左手に黒塚古墳が見える。更に約200m進むと国道169号線に行き当たるのでそれを越えて、数十メートル北側にある三叉路を東の方向に向かう。途中、右手に崇神天皇陵が見える。左方向にトレイルセンターの建物が見えるので、その敷地内を通過すると長岳寺の大門に着く。 「柳本」駅から徒歩約20分。 |
縁起: |
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長岳寺は天長元年(824年)に淳和天皇の勅願により弘法大師によって開基されたと伝えられているようである。創建に際し当時は大和神社の神宮寺としての目的があったらしい。 鎌倉時代には興福寺大乗院の末寺になっていたようである。 戦国時代に戦火に遭遇したが、慶長7年(1602年)に徳川家康の庇護により復興したという。 |
当寺の花: |
1.主たる花: 平戸ツツジ(右の写真) 見頃は4月下旬〜5月上旬 2.その他四季の花 春:杜若(カキツバタ)(5月) 秋:紅葉(11月) |
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当寺の通称: 釜の口大師(釜口山上にあるためこのように呼ばれることがある) |
境内: |
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左のコピー(長岳寺発行の拝観パンフレットより)は長岳寺の境内を模式的に表したものである。 |
見所など: |
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左の写真は長岳寺の「大門」でここから内側が境内になっているものと思われる。 この門は寛永17年(1640年)に再建されたものといわれている。 門の名称は大門であるが、一般に山門と呼ばれているものと同じような規模のものであり、古刹特有の重厚さも感じられず、平凡である。 |
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「大門」をくぐると参道が奥に向かって続いているが、この参道の両側には平戸ツツジが密集して植えられている(左の写真)。 |
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長岳寺の主たる花は平戸ツツジとされているが、ツツジは「大門」から拝観受付までのかなり長い参道と本堂傍の場所に集中している。 花の季節には左の写真に見られるようにツツジが一面に花をつけ、見事な景観を呈する。 |
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拝観受付場所の直ぐ手前に「延命殿」(左の写真)がある。 かつて数多くあったとされる塔頭の内、唯一残っているのが地蔵院(旧)であるが、旧地蔵院の本堂がこの延命殿である。江戸時代初期の創建による小さな堂であるが、その形は桃山風で優美である。 「延命殿」は重要文化財に指定されている。 |
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拝観受付の前を通ると奥に「楼門」(左の写真)が見える。上層に鐘を吊った形跡があるので「鐘楼門」とも呼ばれている。 この楼門は平安時代の創建になるもので、当寺創建当初の唯一の建物といわれているが、鎌倉時代に造られたものとの説もあるらしい。 何れにしても、長岳寺ではこの建物が最もよく知られており、正に長岳寺の象徴でもあり、確かに印象に残る建物である。何だかよくわかからないが、ボランティアのガイドは『どんな人でもこの楼門を写真に撮ると上手に撮れる』という。 |
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楼門をくぐると左手に大きな建物が見えるが、これが「本堂」(左の写真)である。 この「本堂」は天明3年(1783年)に再建されたものといわれている。 |
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「本堂」(左の写真)の中に本尊の阿弥陀三尊(阿弥陀如来と両脇侍の観世音菩薩、勢至菩薩)が安置されている。また、本尊の傍には多聞天及び増長天の二体の仏像が安置されている。 本尊は玉眼入り仏像としては日本で最古のものという。 |
本尊、多聞天、増長天共に仁平元年(1151年)の作といわれている。阿弥陀三尊、多聞天、増長天何れも重要文化財に指定されている。 |
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「楼門」をくぐると直ぐ右手に「放生池」(左の写真)がある。この池には多くの杜若(カキツバタ)が植えられている。 当寺が花の寺といわれているのは、ツツジによるところが大きいが、この杜若も花の寺といわれるのに大きな役割をはたしていると考えるべきであろう。 |
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「放生池」は「本堂」の前に位置しており、池の対岸から「本堂」を望むことが出来る(左の写真)。 この情景は「極楽浄土」を表現しているといわれているが、そういえばそのようにも感じられる(尤も、私は極楽浄土を見たことがない)。 |
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「放生池」のほとりには大手鞠の木が植えられており、5月にはふっくらとした花をつける(左の写真)。 大手鞠の花は青い杜若の花を背景に映えて見え、多くのアマチュアカメラマンの撮影対象になっているようである。 |
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「本堂」前を奥に進み、石段を上ると左手に「大師堂」(左の写真)が見える。 「大師堂」は正保2年(1645年)に建立されたものといわれており、内には当寺の開基である弘法大師像が祀られている。 「大師堂」は奈良県の文化財に指定されている。 |
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「大師堂」の前の石段を上がると、かなり狭い場所に大石棺佛(左の写真)が建てられている。 この弥勒菩薩像は高さが約2mで、鎌倉時代の作になるものと考えられており、古墳の石棺の蓋を利用して彫られたものとされている。 この石佛は特に文化財としての指定はないようであるが、長岳寺の一つの象徴であろう。 |
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「大石棺佛」の傍の石段を更に上ると「八十八ヶ所道」がある。この道は「楼門」の内側にある堂宇を取りまくようにつけられている。 「八十八ヶ所道」には四国八十八ヶ所各寺の本尊に相当する石仏(左の写真)が祀られている。 |
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その他、長岳寺の境内には左の写真の見られるような「小石仏」が置かれている。 これらの「小石仏」は鎌倉時代から江戸時代にかけて造られたものと考えられている。 |
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「放生池」の南東側のやや高い位置に「鐘堂」(左の写真)が建てられている。 写真でもわかるように「鐘堂」はかなり簡素な建物である。ここにある鐘は自由に撞くことができる。但し、支納金が前提となっているようであるが・・・。 |
長岳寺から1kmほど西の方に「五智堂」と呼ばれている建物がある(写真は都合により省略)。寺からはかなり離れた場所にあり、忘れられていることが多いが、ここも長岳寺の境内(飛び地境内)である。この建物は中心に柱がありあたかも傘のような形状をしているので「傘堂」とも呼ばれているようである。 この「五智堂」は鎌倉時代の建物といわれ、重要文化財に指定されている。 |
2004年5月24日新規収載 |
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Yukiyoshi Morimoto