ホーム > 古墳一覧(古墳みてあるき) > 安威古墳群

安威古墳群

(中学校の敷地の中にある古墳(1号墳))
所在地及びアクセス:

 茨木市安威(あい)
安威古墳群所在地図
 JR東海道線(京都線)「茨木」駅下車。駅北側の阪急バス1番乗り場から[86]、[87]系統「茨木サニータウン」行きのバスに乗車し、終点の「茨木サニータウン」で下車する。阪急京都線「茨木市」駅北側の阪急バスのりばからも上記同系統のバスが出ている。バスを降り南〜東南の方向に道なりに数100m進むと北陵中学校が見え、その敷地内に安威古墳1号墳がある。
 他のアクセス方法として:阪急京都線「茨木市」駅下車。駅北側の阪急バス乗り場から[89]系統「車作」又は「桑原橋」行、又は[79]系統「竜仙峡」行(竜仙峡行きは日祝日のみ運行)に乗車し「桑原橋」で下車する。バス停から道なりに進み桑ノ原橋を渡る。直ぐ左折し坂道を上る。コンビニの前を通り、左折して消防署の前を通り、南の方向に住宅街内の坂道を上り切ると左手に北陵中学校が見え、敷地内に安威古墳1号墳がある。

 JR「茨木」駅発「茨木サニータウン」行き阪急バスのJR「茨木」発車時刻は8:00〜17:00の間について下表の通りである(2002年9月現在)。
平日 土曜日 日曜日・祝日
08 05 24 20 30* 43 56 05 15 30* 43 56 11 26 41 56
09 11* 26 41 56 11* 26 41 56 11* 26 41 56
10 11* 26 41 56 11* 26 41 56 11* 26 41 56
11 11* 26 41 56 11* 26 41 56 11* 26 41 56
12 11* 26 41 56 11* 26 41 56 11* 26 41 56
13 11* 26 41 56 11* 26 41 56 11* 26 41 56
14 11* 26 41 56 11* 26 41 56 11* 26 41 56
15 11* 26 41 56 11* 26 41 56 11* 26 41 56
16 11* 26 41* 56 11* 26 41* 56 11* 26 41 56
*印は山手台七丁目経由

 阪急「茨木市」駅発「茨木サニータウン」行き阪急バスの阪急「茨木市」発車時刻は8:00〜17:00の間について下表の通りである(2002年9月現在)。
平日 土曜日 日曜日・祝日
08 20* 33 21* 47 02 32
09 01* 16 16 02* 32
10 02* 32 01* 31 01* 31
11 02* 32 01* 31 01* 31
12 02* 32 01* 31 01* 31
13 02* 32 01* 31 01* 31
14 02* 32 01* 31 01* 31
15 02* 32 01* 31 01* 31
16 02* 31 01* 31* 57* 01* 31
*印は山手台七丁目経由

 阪急「茨木市」駅発「桑原橋」行き、「車作」行き、「竜仙峡」行き阪急バスの阪急「茨木市」発車時刻は8:00〜17:00の間について下表の通りである(2002年9月現在)。
平日 土曜日 日曜日・祝日
08 00* 20 38 00* 20 38 10 38*
09 10* 30 53* 10* 30 53* 00 30\ 45
10 15 40 15 40 15 40 55*
11 25* 55 25* 55 25 55
12 25* 55 25* 55 25* 55
13 25 50* 20 50* 25 50*
14 35 35 35
15 15* 45 15* 45 15 48\
16 15* 40 55 15* 40 55 25* 53
無印は「桑原橋」行き、*印は「車作」行き、\印は「竜仙峡」行き。何れも「桑原橋」停留所を通る。

 見所など:
校内から見た1号墳
 安威古墳群は約20基の古墳より成っているといわれているが、これらのうち、北陵中学校の敷地の中にある「1号墳」、それに1号墳と道路を隔てて南西側に見られる「0号墳」が目につくが、それ以外の古墳の所在はよくわからない。

 左の写真は運動場から見た「1号墳」の全景である。
南門傍から見た1号墳
 「1号墳」は中学校の運動場の隅にあり、中学校の南門に接している(左の写真)。

 学校を建設する際、何故、古墳が校内に入るような場所を選ばなければならなかったのか。理解しがたい。

外観からはよくわからないが、「1号墳」は前方後円墳のようで、その規模は全長約45m、後円部径約30mとされている。
1号墳墳丘への入口
 墳丘の周りは石垣で固められ、石垣の上は金網の柵が設けられており(直上の写真参照)墳丘に立ち入るためには、学校の構内を経由し南門傍の柵の入口を開錠しなければならず墳丘上に自由に立ち入ることができない(左の写真)。それだけに古墳の保存状況は良好のように見える。

 ただ、この柵はペンキの塗りの状態から判断して、かなりの長い間開錠したことがないように思われる。
解説掲示板
 「1号墳」の解説掲示板は高さ数メートルはあると思われる石垣の上にあり、しかも石垣の傍でなくやや奥まった場所にあり、おまけに掲示板の前には草や木が生えている。読みにくい、というよりも実際には読むのが不可能であり(左の写真)、実に不親切である。何故、このような場所に掲示板が設置されているのであろうか。実に不可解である。
0号墳
 「0号墳」(左の写真)は安威古墳群の中では最も西側に位置しているといわれる古墳である。形状は円墳であり、その規模は径約15m、高さ約2mであったらしいが、現状では原形をとどめていない。 

 墳丘のかなりの部分が流失したとされているようであるが、写真左側に見えている道路建設のために墳丘が大きく削り取られたものと推測される。

 墳頂から2基の主体部が発見されたとのことであるが、現在、これは見ただけではわからない。

 「0号墳」は「1号墳」と異なり、雑草が生い茂っているが、墳丘内への立ち入りは可能である。それだけに整備状態は悪く、墳丘にはゴミが放置されており、「1号墳」に比べて何となくみすぼらしく可哀想である。

 「1号墳」、「0号墳」ともに4世紀後半から5世紀前半の間に造られたものと考えられており、被葬者は中臣藍連一族と関係がある者といわれているが、明確にはなっていないようである。

 なお、1982年に北陵中学校建設に伴う調査で、0号墳の棺の中から発見された鏡「斜縁半肉刻一仙五獣帯鏡」と「平縁半肉刻四獣鏡」が、1997年1月施行された茨木市文化財保護条例による最初の指定をうけた(1997年8月27日付)。

 (参考:茨木市教育委員会名の「0号墳」解説掲示板)
古墳一覧のページへ戻る このページの先頭へ戻る

Yukiyoshi Morimoto