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北京「天安門広場及び天安門」

 あまりにも有名な天安門広場は北京の象徴であり、その広さは東西500m、南北800mに及び、勿論世界一大きい広場であるが、ただ、極端に言えば、やけに広いだけの単なる広場にすぎないともいえる。

 天安門広場の最南部に位置して「毛主席記念堂」(写真左)が建っている。毛主席が死去した年、1976年に工事を始め、翌年の毛主席の命日に竣工した。通常、堂内は見学できるが、ここを訪れたのは10月1日の国慶節であったため、残念ながら見学できなかった。

 堂内はカメラ、手荷物の持ち込み禁止で、毛主席の遺体は水晶の棺に安置されており、棺の見学中は立ち止まってはならないとのことである。
中華人民共和国を建国した毛沢東は超偉人として奉られているようであり、これはこれで理解できるが、ただ、誰の棺であっても、それ自体を観光客の見学の対象物とするのは如何であろうか。

 広場の東側には、中国歴史博物館、中国革命博物館があり、西側には人民大会堂がある。これらについての解説は殆どの観光案内やパンフレットに記載されているので、ここでは省略する。

 天安門は広場の北端にあり、交通量の多い長安街を隔てて建てられている。一寸目には広場の端を車が通っているようである。天安門は下の写真にあるように、門というよりも宮殿のように見える。

 天安門の北側に故宮が広がっており、この門は故宮の南門に相当する。

 1417年に造られたこの門は、1651年に焼失、再建された。1949年10月1日に毛沢東がこの上で中華人民共和国の建国を宣言した話は有名で、以来、10月1日が国慶節に定められた。

 この写真は、国慶節当日に撮影したものであり、広場と門の前は大勢の人々で埋め尽くされていた。国慶節は休日であり、田舎から北京見物に来ている人が多いとのことである。

 広場の北から南に向かって天安門、人民英雄記念碑、毛主席記念堂が順に一直線上に並んでいる。天安門中央に掲げられた毛主席の肖像が、真っ直ぐ記念碑と記念堂を見ていることになっている。

 広場には照明塔が各所にあるが、電柱は一本もなく、実にスッキリしており、また、
広場の周囲に配置されている建造物の配置などもうまくできているように思う。ただ、ここは再度訪れたくなるような魅力のある場所ではない。
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Yukiyoshi Morimoto