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中国桂林から陽朔まで「漓江下り」

 中国南部の観光の目玉の一つに、桂林から陽朔までの漓江下りがある。

 奇岩奇峰の間を緩やかに流れる漓江、それに漓江下りの出発点となる桂林はまさに山水画の世界そのものであり、不思議な、しかも感動的な景観にお目にかかることができる。

 このように言えば、観光案内のガイドブックやパンフレットに書かれているような表現になってしまい、我流の観光スポット紹介にはならない。


 しかしながら、ここを旅すると、観光案内に書いてあるような表現は決して大げさではない、ということを体験する。

 この漓江下りには約4〜5時間を要する。船旅も終わりに近ずくと最初の感動は薄れ、惜しいことであるが、次第にダレ気味になってくる。

 左の写真に筏のような小さな船に乗った人が写っている。この船は通常は魚を捕るためのものであるが、時には漓江下りのかなり大きな観光船に向かって突進してくる。また、小学生のような小さな子供が、同様に観光船に向かって泳いでくるのであり、その人数は半端ではない。いずれにしても、危険きわまりない。

 何故こんな馬鹿なことをするのか。驚いたことに観光客が船の上から紙幣をばらまいているのである。紙幣の奪い合いが船縁や川の中で展開される。私の見た限り、紙幣をばらまいていたのは東洋人ではなく、西洋人であった。
彼らには山水画の世界が理解できないらしい。嫌なものを見てしまった。

  実際の観光案内には書かれていないが、観光案内的なことを一言。左の写真で中央よりやや右に見えている遠景の岩山は何に見えるだろうか。リンゴと富士山が正解。この質問は、現地中国人ガイドが日本人向けにするサービスのようである。

 川岸には所々に数戸から十数戸単位の村落が見られ、これが奇岩奇峰の景観によくマッチしており、彩りを添えている。
再度訪れてみたいという気持ちになる観光スポットである。
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Yukiyoshi Morimoto