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スイス「ベルンの街並み」

 スイス連邦の首都、ベルンはヨーロッパ中世の姿を残している典型的な都市であり・・・、と観光ガイドブックに書かれている。

 これは当を得た表現であり、ベルンの旧市街は世界遺産に登録されている。

 かつて、ゲーテは「これほど美しい街をほかに見たことがない」と言ったそうであるが、旧市街の街並みは正に中世ヨーロッパ的であり、確かに美しい(美観的に単に綺麗という意味とは異なる)。極めて月並みな表現であるが、この景観を的確に表現する言葉が見あたらないのである。

 上の写真はベルンのバラ公園から市街を遠望したもので、写真では細かいところは良く分からないが、手前左端に見えるニーデック聖堂の周辺から西側(写真では右奥側)に向かって典型的な旧市街が拡がっている。

 左上の写真で中央やや右に見えるのが「大聖堂」でスイスの教会の塔では最も高い。写真右側奥には連邦国会議事堂が見える。なお、この左上の写真は現地で求めた絵はがきをコピーしたものである。

 左の写真はベルンのランドマークになっている時計塔で、1191年にベルン誕生と同時に建てられた。その後何回か修復されたとのことで、今は機械仕掛けの人形が取り付けられており、写真には写っていないが、時報とともにベルンの紋章にもなっている熊が(勿論本物ではない)次々と現れる。

 何となく玩具っぽく、感動できるようなものではないが、これがベルンの名物になっているようで、この時には多くの観光客が塔の前に集まる。なんでこんなものを時報を待ってわざわざ見に来るのだろうか、理解できない。

 ベルンの旧市街には噴水があちこちに建っている。16世紀中頃に造られたもので、全部で11基あるという。

 左の写真はこれら噴水の内の一つで、シュピタル通り、時計塔の西約400mのところにあってよく目につく「バグパイプ吹きの噴水」である。数ある噴水の中でも有名なものの一つである。

 噴水は色々な彫像で飾られており、当時の市民の生活や信仰などが背景にあると言われており、興味深い。「バグパイプ吹きの噴水」は音楽家のギルドに因むものとされている。

 写真でも分かるように、街並みは中世の面影を濃く残しており、シュピタル通りでは路面電車が通っている。

 ベルンの旧市街は街並みを見て歩くだけでも魅力のあるところで、時間と懐具合が許せば何回でも訪れてみたい観光スポットである。
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Yukiyoshi Morimoto