| ホーム > 名神大社二十二社一覧 > 廣田神社 |
廣田神社へのアクセス阪神電車阪神本線「西宮」駅下車。北出口を出て直ぐのバスターミナルから阪神バス山手線に乗車する。山手線には「東まわり」と「西まわり」があり、何れもバス停「広田神社前」を通るが、「東まわり」を利用する方がバスの乗車時間が短く便利。バスの便は「東まわり」、「西まわり」とも8時〜16時の間は平日、土、日祝とも1時間に3〜4便(2001年3月現在)。 他に、阪急神戸線「西宮北口」から「広田神社前」を通り、甲東園行きの阪急バスが運行されているようである。 廣田神社へはバス停「広田神社前」から西の方向へ徒歩約5分。 祭神 天照大御神(あまてらすおおみかみ)の荒御魂(あらみたま) 広田神社の主祭神である。 天照大御神は八百万(やおよろず)の神々の中で最高位の神様とされており、それだけに、後述するように神徳は実に多岐にわたっている。 |
![]() 住吉大神、八幡大神、諏訪建御名方神、高皇産霊神 上記4柱の神々は、それぞれ第一脇殿〜第四脇殿に祀られており、何れも主祭神と由縁が深い。 由緒、伝説、神徳 神功皇后が皇后摂政元年(201年)に新羅(しらぎ)遠征を行った帰り道、大坂の沖にさしかかると船が海上を回って進むことができなくなった。そのため、今の武庫川の河口のあたりに引き返し、皇后は神に祈りを捧げた。すると、まぶしい光が船をつつみ、四柱の神様が立たれ、皇后と話しをされた。神様の言葉に従い、皇后は天照大御神を廣田の森にお祀りしたという。これが廣田神社の創始であるとされているようである。 神社は当初、現在の上ヶ原にあったとされ、その後、御手洗川の河畔に置かれたようであるが、洪水の危険を避けるため、享保9年(1724年)に現在の地に移されたという。主祭神の神徳の一つに風雨に霊験があるとされているのに拘わらず、洪水を恐れたというのは何とも面白いお話である。 |
天照大御神は生活の基盤である衣食住を整えられた生活の祖神であり、風雨、地震や台風に霊験があるとされている。また、神功皇后に進むべき道を示したということから、困難打破、開拓前進、開運隆盛、新規事業などにも神徳があるといわれている。 その他、神功皇后の子、応神天皇は八幡大神として祀られたことから、立身出世、昇進の神様として、また、神功皇后に連戦の勝利を授けたことから、勝ち運、合格の神様として崇敬されているという。 何れにしても、古代から国家的な規模で、廣田神社が国家鎮護、天地自然、立身出世を司る神を祀る神社として多くの関心を集めていたといわれている。 |
![]() これら以外にも、多くの神徳があるとされている。 鳥居 左の写真は参道と「一の鳥居」であり、この奥に「二の鳥居」がある。広田神社の鳥居は他の神社で通常見られるようなものとは形が異なっていて興味深い。 「一の鳥居」及び「二の鳥居」をくぐって参道の突き当たりを右に折れると拝殿前の広場に出る。 |
![]() 拝殿 「拝殿」は一見本殿風の建築でかなり大きな建物である(左及び直下の写真)。 拝殿の左右につけられた翼殿に小さい拝所が設けられている。写真では拝殿の左右に翼殿の屋根の一部が見えるが、向かって右側に第一、第二脇殿の、左側に第三、第四脇殿の拝所が置かれている。 |
![]() 拝殿及び脇殿の拝所の屋根が緑青色を呈しており、妙に印象的である。これはたぶん屋根は銅板でできているため、緑青の発生によるものと思われる。 現存の「拝殿」、「翼殿」は昭和37年(1962年)に新築されたものといわれており、建築様式は別として外観は見た目にも古い感じはしない。 |
![]() 本殿 左の写真は拝殿(拝所)から見た「本殿」である。 写真では本殿の全体像はわからないが、一般の神社の本殿に比べてかなり大きな造りである。 現存の「本殿」は伊勢神宮の荒祭宮旧社殿を昭和31年(1956年)に移築したものであるといわれている。 |
![]() 脇殿 本殿の右側に「第一、第二脇殿」が、左側に「第三、第四脇殿」が建てられている。 左の写真は「第一、第二脇殿」であるが、脇殿は本殿に比べてはるかに小ぶりである。大きな本殿の傍に建てられているため、よけいに小さく見えるのかもしれない。 現存の脇殿は昭和38年(1963年)に新築したものであるといわれている。 |
![]() 伊和志豆神社 廣田神社には幾つかの摂社、末社があるが、それらの内の一つに延喜式の摂社、「伊和志豆(いわしず)神社」がある(左の写真)。 創建された年代はよくわからないという。祭神は伊和志豆之大神とされているが、一説には彦坐命を祀っているともいわれているようで、祭神も明確ではないというのだろうか。 現在の社殿は平成2年に再建されたようである。 社は非常に小さいもので、金属製のように見える。普通、社は木製のものであり、このように小さいものはあまり見たことがなく珍しい。 廣田神社と阪神タイガース |
![]() 廣田神社は、阪神タイガースが毎年恒例の必勝祈願を行う神社であることでもよく知られている。 左の写真にもあるように、拝殿横に置かれている奉納酒樽にも「Tigers」銘の酒樽があり面白い。 また、境内には直下の写真にあるような「阪神タイガース必勝祈願勝札」の広告が出ており、廣田神社と阪神タイガースの関係が緊密なことがわかる。 |
![]() 2001年はまだ結果が出ていないが、昨年までのタイガースの成績を見るとき、これでも勝ち運の霊験あらたかと言ってもいいのだろうか。神頼みだけで勝負に勝てるわけはないのは当然であるが、これだけ弱いと廣田神社の霊験にまで云々されるようになるのではなかろうか・・・。 境内のツツジ 廣田神社の境内にはコバノミツバツツジの群落があり、総数2万株に及ぶという(直下の写真はその一部)。 |
![]() 廣田神社のパンフレットによれば『・・・ツツジの満開となる4月初旬から中旬には満山ツツジを以て蔽われ、その情景は千紫万紅天に映ずるの美観にて筆舌に尽くしがたく、・・・』と書かれているが、はっきり言って、これだけ誇張した書き方ができることに感心する。 このツツジ群落は兵庫県天然記念物に指定されており、花の咲く季節には多数のアマチュア画家を見ることができるが、大きな期待をもってツツジ見物に訪れるとガッカリするかもしれない。 |
| 名神大社二十二社一覧のページへ戻る | このページの先頭へ戻る |
Yukiyoshi Morimoto