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所在地及びアクセス: 兵庫県三田市永沢寺 |
JR福知山線(宝塚線)「三田」駅下車。三田駅北口バス停11番のりばから神姫バス乙原(おちばら)バレイ行きに乗車し終点で下車、乙原バレイから母子行きバスに乗り換える。乙原バレイから約11分の乗車でバス停永沢寺(えいたくじ)に着く。バス停は永澤寺の門前にある。 寺の名称(寺号)は永澤寺(ようたくじ)であるが、バス停及びこの付近の地名は永沢寺(えいたくじ)である。 |
三田駅北口発のバス時刻(8時から18時までの間について永沢寺を通る母子行きに連絡している乙原行きの神姫バス)は下記の通りである(2015年4月1日改正、2015年7月現在)。 |
三田駅北口発 | 乙原バレイ(乗り換え) | 永沢寺着 | ||
着 | 発 | |||
平 日 | 09:05 | 09:32 | 10:14 | 10:25 |
09:46 | 乗り換えなし | 10:25 | ||
10:40 | 11:07 | 11:13 | 11:24 | |
12:40 | 13:07 | 13:10 | 13:21 | |
15:45 | 16:15 | 16:17 | 16:28 | |
17:27 | 17:57 | 17:59 | 18:10 | |
土曜・休日 | 08:55 | 09:22 | 10:14 | 10:25 |
09:46 | 乗り換えなし | 10:25 | ||
10:40 | 11:07 | 11:13 | 11:24 | |
12:40 | 13:07 | 13:10 | 13:21 | |
15:45 | 16:12 | 16:15 | 16:26 | |
17:27 | 17:55 | 17:59 | 18:10 |
永沢寺発のバス時刻(8時から18時までの間について乙原バレイで三田駅北口行きに連絡している神姫バス)は下表の通りである(2015年4月1日改正、2015年7月現在)。 |
永沢寺発 | 乙原バレイ(乗り換え) | 三田駅北口着 | ||
着 | 発 | |||
平 日 | 10:56 | 11:07 | 11:15 | 11:42 |
12:52 | 13:03 | 13:05 | 13:32 | |
14:37 | 14:48 | 14:50 | 15:17 | |
17:08 | 17:19 | 17:21 | 17:50 | |
土曜・休日 | 10:56 | 11:07 | 11:15 | 11:42 |
12:52 | 13:03 | 13:05 | 13:32 | |
14:37 | 14:48 | 14:50 | 15:17 | |
17:08 | 17:19 | 17:21 | 17:49 |
上記時刻の他、4月末〜5月始めの連休期間中は臨時バスが運行されることがあるが、ここでは記載省略する。 なお、バスの時刻は変更されることがあるので、上記時刻表を利用される場合は改正されていないか念のため神姫バスの三田営業所(TEL:079-565-5711)に問い合わせて下さい。 |
縁起など: |
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宗派:曹洞宗(禅宗) 開祖:通幻寂霊禅師 本尊:釈迦三尊(中央・釈迦如来、右・大日如来、左・阿弥陀如来) 当寺は応安年間(1370年頃)後円融天皇の勅命により細川頼之卿が七堂伽藍を建立し、時の名僧であった通幻寂霊禅師を迎えて開かれたといわれている禅寺である。以来、修行の根本道場として約20年にわたり多くの僧侶を育て、通幻十哲と呼ばれる名僧を生んでいる。その結果、17ヶ寺の末寺、通幻派の寺院8900ヶ寺を擁するに至り、これが我が国最大の宗団である曹洞宗の基になったようである。 通幻禅師の後を通幻十哲といわれた名僧が1年ずつ住職を務め、以来、1年ごとに住職が変わる輪住制となり、239代も続いたという。これが結果として弊害を招くことになり、現代のような独住制に改められた。 永澤寺は寺名の前に摂丹境の名称を付けて「摂丹境永澤寺」と呼ばれることがあるが、これは寺の境内を摂津国と丹波国の境界線が通っているためである。 |
境内諸堂配置 |
![]() 左の図は永澤寺の諸堂配置図及び寺の南側にある花しょうぶ園を含めた境内図である。 |
当寺の花: 1.主たる花 花菖蒲(開園:6月上旬〜7月上旬) (右の写真) ボタン(開園:4月下旬〜5月中旬) |
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2.その他四季の花 シバザクラ(4月中旬〜5月中旬) |
見所など: |
![]() 永澤寺には境内南側の県道49号線に面して三個所の門(永澤寺三門)が設けられている。左の写真は三個所の門を西側から東側に向かって見たものである。手前の道路は県道49号線である。 |
![]() 左の写真は三個所ある門のうち最も東側(寺に向かって最も右側)にある門で、「金鶏門」と名付けられている。 境内に入る場合はこの門か又は後述する「玉兎門」の何れかから入る。 |
![]() 左の写真は三個所の門のうち中央に位置している「勅使門」で、写真でも分かるように障壁が設けられており、通常はこの門から境内に入ることは出来ない。他の二つの門は瓦葺きであるが、この「勅使門」だけは茅葺きである この門から見ると「山門(仁王門)」(後述する)がまっすぐ前に見え、その延長線上に「本堂」が位置している。 |
![]() 左の写真の門は「玉兎門」と名付けられた門で、三個の門のうち最も西側にある門である。この門をくぐり、まっすぐ北に進むと「妙高閣」(後述する)に着く。 |
![]() 「金鶏門」から境内に入ると西北側に、「玉兎門」から入ると東北側に「山門(仁王門)」(左の写真)が見える。「山門」には永澤寺の山号である「青原山」の文字が書かれた額が掲げられている。この額の字は後円融天皇の直筆といわれている。 この「山門(仁王門)」は上述の金鶏門、勅使門、玉兎門と共に昭和40年(1965年)に再建したものである。 |
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![]() 「山門(仁王門)」には二対四尊の永澤寺様式仁王尊が安置されている(左の写真)。 |
![]() 後述するように永澤寺の門前には広大な花園があり、それが有名であるが、そのスケールに遠く及ばないにしても境内にもそれぞれの季節で多種類の花の咲いているのを見ることが出来る。 左の写真は境内で咲いている花の一例で6月に見ることが出来る睡蓮の花であり、山門(仁王門)の前の池で咲いている。 |
![]() 「山門(仁王門)」をくぐると一寸した広場があり、その奥に「本堂」(左の写真:本堂の正面)が見える。 「本堂」は隣接する「開祖堂」、「庫裡」、「書院」などと共に安永7年(1778年)に再建されたといわれている。 |
![]() 左の写真は「本堂」の正面を南西側から見たものである。 |
![]() 左の写真は「本堂」の正面を近くで見たものである。 「本堂」には本尊の釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来の釈迦三尊が祀られている。 |
![]() 「本堂」前の広場の西側に「妙高閣」が建てられている。左の写真は「本堂」の前から「妙高閣」の西面を見たものである。「妙高閣」にはこの西面から入ることも出来る。 「妙高閣」は平成6年(1994年)に建立され、坐禅堂、観音堂、ガンダーラ彫刻展示室がある。 |
![]() 左の写真は「妙高閣」の南面で、入口は南面にもある。永澤寺三門の「玉兎門」をくぐり北の方向に進むと南面に着く。 「妙高閣」の中には写真の幟にも書かれている大観世音菩薩が祀られている。その身丈は14尺(約4.2m)、床面よりの総高28尺(約8.5m)でその巨大さに驚かされる。この像は平成5年3月から勢山社逢坂山工房でノミ入れが行われ、その後、舞子工房で粗彫り、小作りと段階が進められ、平成6年7月に総組み立て、次いで細部調整、彩色が行われ9月末日に完成した。 ガンダーラ彫刻展示室には紀元2〜3世紀に仏教の源流地であるガンダーラ地方で製作された石仏10数点が展示されている。これらの石仏はオリジナルか又はよく出来たレプリカなのかよく分からないが、その造りは見事である。 |
永澤寺といえば一般には寺自体よりも寺の南側、県道49号線を越えて南側に広がる「花しょうぶ園」、「牡丹園」の方が有名である。 |
![]() 左の写真は「花しょうぶ園」への入口である。写真右側に「花しょうぶ園」が広がっている。花しょうぶ園の他に牡丹園もあるが規模から見て花しょうぶ園が主である。 写真に標識が写っているが、写真の左側に県道を挟んで永澤寺がある。 |
![]() 左の写真は「花しょうぶ園」の一部である。 この「花しょうぶ園」は回遊式庭園になっている。「花しょうぶ園」には約650種、300万本の花しょうぶが栽培されているという。 |
![]() 左の写真も「花しょうぶ園」の一部である。この写真撮影時の花しょうぶの開花状態は7分咲き程度であった。 |
![]() 左の写真も「花しょうぶ園」の一部である。 |
![]() 左の写真も「花しょうぶ園」の一部である。 |
花しょうぶを近接して撮影した写真を品種名と共に下にいくつかを示す。 |
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2015年7月4日新規収載 |
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