ホーム > 排泄にまつわるお話 > トイレの男女別標識・・・ | ![]() |
![]() この色と姿の組み合わせは日本に限らず、人形の形状に差異はあっても、基本的には諸外国でも同様の標識が用いられている。 性別を区別するのに、形と色の両方が用いられており、二重に確認できる方式を採用することにより使用上誤りないよう徹底しているかのように思える。 この標識を下図のように変えてみたらどうなるだろうか。即ち、男性用トイレに「ズボン姿で赤い色の標識」を、女性用トイレに「スカート姿で青い色(又は黒色)の標識」を、即ち、人の形はそのままにして、色だけを変えてみたのである。 |
![]() 日本人は殆ど全員、男女とも間違ったトイレに入ったが、外国人はこの間違いが少なく、多くの人が正しい方に入ったという。 上記の実験とその結果は1999年6月に某TVで放映されていた。 日本人は標識の色だけで男女のトイレを区別をしているが、外国人は形で区別をしているのである。 我々日本人は子供や、孫に対して「あんたは男の子だから、青いのにしておこうね」とか「女の子だから赤いのを買おうね」というようなことを言っていないだろうか。外国人はこのような発想はせず、子供に対し色の強制はしない。 日本人は「男のものは青、女のものは赤」という色のパターンを子供の時から繰り返し聞かされ、刷り込まれるのである。大人になっても消え去らないのは当然であろう。 この考え方は尤もらしいが、単純すぎる面もある。日本人と外国人の間には、形状と色彩の感受性に大きな違いがあるのではないか。 日本人相手のトイレであれば、標識として赤い板と、青い板を使うだけでよい。「人の形と色」という二重の確認方式をとることに意味はないのではなかろうか。 |
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Yukiyoshi Morimoto