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公衆トイレでの小便器の場所選択を見る

 これは、例えば、大きい駅や空港とか高速道路のサービスエリアなどに見られる男性用の小便器がずらりと並んだ公衆トイレでの話であり、個室の話ではない。

 よく見ていると、公衆トイレの中では各人勝手に場所選定の行動をしているかのように見えるが、ある一定のパターンで行動するケースが多いのに気が付く。
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 (1) 非常に混雑している場合は別として、多くの人は隅の場所にある小便器を利用しない。また、中央部の小便器も利用されることが少ない。

 これは、ロングシートの電車に乗ったときの席の座り方とは異なっている。電車では、多くの人はまず、ロングシートの隅の場所に座る。これは、知らない人となるべく密着したくない、という心理に基づいているものと考えられる。

 トイレの場合は、通常、最も秘すべき箇所をもろに出しており、無防備な状態になっているのであり、電車の場合と条件が完全に異なる。
トイレの隅は何となく危険な雰囲気を醸し出している場所であり、中央部は多くの人から見られているような感じのする場所である。これが、場所を選ぶという心理と行動に繋がるのであろう。

 事実、アメリカでは公衆トイレに一人で入るときには、特に、入り口から最も奥にある隅の小便器を利用しない方がよい。この場所は危険であると言われている。
こんな事情を知らなくても、人間には本能的に危険性を察知する能力があり、それが行動にでるのだろう。
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 (2) 自分の両側に人がいないような位置を選ぶ。

 かなりの高確率で、位置選びの基準にしているようである。これは、他人に見られたくない、という心理からきているのであろうと思われる。しかし、このように単純に考えてよいものだろうか?

 小学生や中学生時代に小便しているとき、隣からヒョイと覗かれ「XXのものは大きい」というような噂をばらまかれ、恥ずかしく不快な経験をした人はかなりいるのではないか。他人に見られるのを極度に嫌う人は、このような経験の持ち主であろう。
子供の頃にうけた経験は、その人の後の性格や行動に影響を与える。

 ホモでない人にとって、これは極めて賢明な選択であり、外国、特にアメリカでは、いかに混雑していても、可能な限りこの選択を厳守すべきである。空いているときにわざわざ人の隣に来て小便する人は、まず、ホモと考えて間違いない。従って、小便するために、他人の隣に立つとホモと間違えられてもしかたがないと言われている。

 人から離れた位置を選ぶということは、上述のことを知らなくても、
意識の根底に、俺はホモではないゾ、誤認しないでくれ、という漠然とした考えがあるのではないか。
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Yukiyoshi Morimoto